リフォームで できました!! [木の家・薪ストーブ]
邂逅舎でストーブを設置されたお客さまのご紹介を今までしていませんでした。
撮影、ブログ部隊のアプス夫婦が、冬~春の受験、新学期繁忙期のために
ほとんど動けず、住宅部門の記事更新ができなかったんです・・・。
このたび、ブログ掲載に快諾していただいた、増築とリフォームによる薪ストーブ
設置のお客さま宅を、2例ご紹介したいと思います。
では以下、ダンナの解説へとバトンタッチいたします~♪
注) はっちん以上にぐうたら筆無精のダンナなので、解説文は完成までに
数日以上!? かかることも予想されます。
解説が増えた次点でその都度記事を更新し直していく予定です。
どうかご了承くださいませ・・・・・・・・・・。 m(_ _)m
こんなイベントもやってました(汗) [木の家・薪ストーブ]
茨城(半径100キロ圏内OK)で建てる木の家 「育ちの家」が
グランドオープンしたころ、だから去年の12月初旬になりますが~、
注) ↑ 看板下の足は心霊写真ではありません、念のため。 ^^;
薪作りには欠かせない道具、「チェーンソー」の有名メーカースチールさんが
展示販売をされていました。ダンナが今欲しくて欲しくてたまらないみたいです。
メーカーの社員さんに「ブログ用に写真を撮らせてください」
とお願いしたところ、完全装備でデモンストレーションを行って見せてくれました。
安全指導がとても厳しいらしく、ほんの1,2回丸太を切るだけでもとても念入りに。
なのに記事の掲載がイベントが終わってからふた月近くも経ってからになってしまって、
申し訳ございません、寒い中ほんっとうに、ありがとうございました~
動画を載せるといった気の利いた技術がまだなくて、写真で失礼します。
こんな具合にされていました。
玉切り台に丸太を乗せて、よっこらしょ。
エンジンをかける? ←ダンナに解説してもらう方が正確ですネ
切り始めれば一瞬のことです。かっちょい~
ハイ、ではもう一度別の角度から。
私とダンナの他はこのとき誰も見ていませんでした。もったいないなー・・・。
車だったらベンツ、バッグだったらヴィトン、薪ストーブならダッチウエスト、
チェーンソーならスチール というくらい、チェーンソー使いの人たちには
憧れのブランドらしい、と聞きました。
この日も今日みたいにとーっても風が強くてさぶーい1日でした。
朝がんばって取り付けたのぼり(だったかな)や飾りが、風にあおられて
飛んでしまったり折れてしまったりして、ちょっと寂しい風景になってしまいました。
私たちはあったかぁく薪ストーブが焚かれているお店でぬくぬくとしていましたが、
ずーっと外で待機、待機、待機!!!!!
私はイベントの日程などあまり把握しておらず、事前にこのブログなどで告知して
いれば、もっともっと外が賑やかになっていたかもしれません。
しかーし、もう1日イベントが続いていたら、ダンナが耐えきれずに1台買って
しまっていたかもしれません。 ※ 本体予算7~8万円くらいデス
・・・・・・・普段は決して無駄遣いしない社長が、1台買ったそうです・・・・・・・。
デモンストレーションで切り落としたところを見た瞬間、即買いだったそうです。^m^
他にもお買い上げいただいたお客さまもいらしたみたいで、ありがとうございました!!
イベントは終わってしまいましたが、お店で販売しています。どぞヨロシクです~
スチール
ぐうたらはっちん3足のわらじ
コンパクトハウス邂逅の家(外壁その2)・育ちの家(基礎) [木の家・薪ストーブ]
いよいよ外壁の杉板張りも終わりに近づいてきました。
コンパクトハウスなのですが、総木張りにすると非常に大きく見えます。地元の杉の木をできるだけたくさん使って、少しでも花粉の飛散を減らすことができれば本望です。←杉板スキ、花粉キライ
育ちの家の基礎です。綺麗に鉄筋が張られています。またしても自称ウルル(エアーズロック)工法です。一番手前の正方形のへこみは、ユニットバスの段差を無くすために5㎝ほど下げる必要があったからできたものです。
ほとんど外壁が張り終わったので中を見学しようとして近くに寄ったところ、またいつもの違和感が訪れました。入り口のステップにグラニット(花崗岩;みかげ石)が???
社長曰く“ココまでやったらみかげはしょうがあんめぇ”だって。予算がぁぁぁ~。
基礎パッキンによる床下の換気はしますが、雨による吹き込み等があると問題なので、しっかりと杉板で床下に雨が侵入しないように守ります。
煙突のトップが付きました。これで外装の作業は設備の設置と塗料を塗るだけになりました。
育ちの家の基礎を手ごてで仕上げているところ。職人芸です。
邂逅の家の店舗部分の床です。店舗の床は、パイン材を使用します。その前に基礎にボルトを通します。これは、大引きやらが経年変化によって、浮き上がらないようにするためのアンカーとして使用します。
もう台風が来ても大丈夫です。手前にあるのは石膏ボードのようです。いよいよ内装の仕上げに入っていきます。
注) 今はもうできあがって営業しているお店の建築風景をさかのぼって
ご紹介しているところです。
コンパクトハウス邂逅の家(屋根) [木の家・薪ストーブ]
今回は、屋根を中心にいきたいと思います。
煙突の穴を下から見たところ。空が見えます。この後、煙突のトップを付けます。煙突部分の施工は専門知識を持った技術者の熟練の技が必要です。火災や雪・風などによる破壊、雨漏りが起こらないように注意しながら施工します。
左の写真は、断熱材を張ってある部分と野地板がむき出しになっている部分の境界。邂逅舎の家では、野地板に12㎜厚の杉の無垢材を使用します。合板を使うところもあるようですが、熱と湿気による接着剤の劣化が心配されるため、邂逅舎では使用しません。屋根の構造は、室内側から、垂木・通気断熱材・無垢野地板・インシュレーションボード(遮音・断熱)・23㎏のアスファルトルーフィング・断熱材付きガルタイト屋根材となります。
右の写真は、軒裏です。ケイ酸カルシウム板のはずだったのですが、何故かほとんど節の無い杉板が張ってありました。社長曰く、“ココまでやったら標準にしないとしょうがあんめぇ”らしいです。ちなみに防火地域ではできませんのでご了承ください。
片流れのの屋根の上の方を下から撮りました。少し暗くなっているところは、通気のためのすき間で、野地板の下を通った熱くて湿気を含んだ空気を抜くためにあります。
ガルタイトの屋根材です。裏側には申し訳程度の断熱材が付いています。今回はシンプルに銀色。ネイビーやダークグリーンなど、いろいろ選ぶこともできます。
屋根は下の方から順に張っていきます。当たり前か! ・・・知らなかった・・・(は)
せっかく上まで登ったので物置を撮影してみました。意外と格好良くてビックリ!
外壁の杉板は一枚ずつ丁寧に張っていきます。下に見える白い紙は防湿シートです。
屋根の板金ももうすぐ終わりです。屋根材を1枚ずつ地道に張っていく作業は大変です。飽きっぽい私にはできないような気がします。 うんうん、たしかに・・・(は)
男衆が足りないものの買い出しに行っている間にお客さまがみえて、
「ここの壁に使ってる木は何??」なんて訊かれてしまいました。
ブログの手伝いをちょこっとしている割に、なあんも知らない私・・・
記事を読み返して少しオベンキョしておかないと~!!
げげげっ、もうこんな時間、やっぱりお風呂入って寝ます、明日も早いし~
コンパクトハウス邂逅の家(断熱材) [木の家・薪ストーブ]
ペアガラスのサッシとダイライトパネルを全面に張り付けると外からの音がかなり遮断され、閉ざされた空間になります。
一辺が8寸(24㎝)の大黒柱のそばにある水色のボードは、スタイロフォーム(押出発泡ポリスチレン)です。邂逅の家に採用した理由は、同じ厚さのグラスウールよりも断熱性が高く、技術者の熟練による施工ムラが少ない。比較的安価であるため費用対効果が高い。加えて、長期に渡り安定した性能を維持することができるためです。
事務所には天井が付くため、野地裏の断熱はしません。天井の上にスタイロフォームを載せていきます。ちなみに将来は事務所にも薪ストーブを設置するつもりなので床はコンクリートのままにする予定です。
店舗スペースは傾斜天井なので野地裏の通気ができるフクフォームを充填していきます。煙突の部分には断熱材が入れられませんが、屋根全体における開口部の広さを考えると1%以下だったりするので気密が取れるように注意すれば、薪ストーブを設置したときのメリットを考えるとたいした問題ではありません。
煙突が屋根に生えている家が大好きです。緑のシートは23㎏のアスファルトルーフィングです。
邂逅の家を道路側から見たところです。窓の下に垂れている白いピロピロは防水シートです。
邂逅舎の家は、全体がダイライトパネルで覆われているので、地震には強いと思います。
育ちの家も基礎に鉄筋をはり、コンクリートを打つばかりとなりました。
これは基礎打ち前に施工した水道管(ステンレス管)です。
排水管も予めセットしておきます。“育ちの家”の完成は11月中旬以降の予定です。
コンパクトハウス邂逅の家(外壁) [木の家・薪ストーブ]
邂逅の家の外壁は総杉板張りになりますが、その下地には、ダイライトパネルを張ります。ダイライトパネルは、防腐性・防蟻性に優れ、寸法安定性・透湿性にも優れ、高強度で防火性にも優れた性能を示すというありがたい壁材です。今回のような平屋建ての全面にダイライトパネルを張り込むとかなり贅沢な作りになるというのは言うまでもありません。結構、耐震性や耐風性に優れていると思います。
“
ダイライトパネルを切断しているのは、第4回サバイバー優勝者のG大工さん(最近はテレ東の番組にも出演)、アプスの“夕映え荘”の施工のときにもお世話になりました。
邂逅の家は、屋根を軽量な材料で葺くため、柱を細くすることなどでコストダウンができるのですが、社長の意向でこんなに柱の密度が高くなってしましました。“強いぶんには問題あんめぇ!”だそうです。
ダイライトパネルは、一枚ずつ丁寧に釘で張り付けます。見ていると面白い作業です。
ダイライトパネル
コンパクトハウス2棟目の“育ちの家”の基礎工事が始まりました。
現場では、いろいろな事が起こります。物置に重機がぶつかって、壁が破壊されました。内側の防水シートの写真を取り忘れたのでラッキーでした。シートまでは壊れていないので雨の心配はないとのことです。総板張りは板を2枚交換するだけなので補修は大工事になりません。
基礎はきちんと掘り下げ、砕石・捨てコンを施します。
物置は、外壁に塗装をしないとどのくらい劣化するかを見せるためにそのままにしてあります。木が少し黒ずんできています。これ以上は汚くなるので“邂逅の家”の塗装に合わせてシッケンズを塗布する予定です。
いよいよお店が始まってしまいました。↑ の建物は現在完成し、隣の2棟目を
建築中です。ダンナは記事が追っつかなくて青くなってます、ひっひっひっ・・・。^m^
今日はまだ搬入物と梱包材に埋もれ、お客さまに来ていただける状態では
ありませんでしたが、明日から始まる3連休(いーなぁー)に向けて、ようやく
体裁が整いつつあるようです。明日10/11(土)には地元タウン情報紙「ぱぺる」に
広告が掲載されます。どうぞ遊びにいらしてくださいネ~
ダッチウエストジャパン東京ショールーム [木の家・薪ストーブ]
夏休み、夏期講習だー、建築現場だー、とバタバタしていた間を縫って、東京まで
逃亡を図った 出かけたダンナ、何をしてきたんでしょうー。
以下、ダンナの文章はいつも通り紫色です。
平成20年8月27日(水)、今日は夕方の授業が無いので、社長と一緒に薪ストーブ販売の最終打ち合わせと仕入れを兼ねて千代田区にあるダッチウエスト東京ショールームへ行ってきました。前回の研修からいくらも経っていませんが輸入キッチン用品などの展示物が増えていました。エンクルームのキッチン用品はメチャクチャ欲しくなりましたがしばしガマン。
ダッチウエストジャパン
駐車場事情が最悪の場所ですが、いつもお店の前を空けてもらっています。
お店に入るとくまさんがひとりでくつろいでいました。入り口近くには斧の展示スペースがありました。邂逅の家にも同じモノを置くことが決定。斧は実用的なモノを12本ほど仕入れました。
今回は8台の薪ストーブを仕入れました。アプスも仕入れに協力、奥に見える黒と緑の小型薪ストーブプリマスを各一台ずつ購入しました。
左の写真は奥にコンベクションヒーター(ディーゼルエンジンの触媒のようなモノを付けて煙をキレイにする他、二次燃焼装置で燃費が向上する。世界最高峰のハイテクストーブ)で、前のホーローがバーモントキャスティングスのデザインを採りいれたコンコード、一番手前がモダンなデザインと超高性能が魅力のセコイアとセネカです。
右の写真はメンテナンスに必要な小物類やその他のストーブ用品が置いてあります。今回はストーブの購入がメインだったので少し検討してから揃えることにしました。
煙突の部材です。何種類かの煙突がありますが邂逅舎では一番左の銀色のモノをたくさん使います。これらの煙突は美しいレーザー溶接が施されたモノで大変高価です。煙突は薪ストーブの性能を発揮するために最も重要な部材なので安全かつ高性能なモノを使う必要があります。最近でも雨仕舞フラッシングなど、メーカーの純正品でさえ日本独特の気候に対応することができずにクレームが発生することがあるので、安易に代用品を使わないようにする必要があると思います。
邂逅舎の扱う薪ストーブはダッチウエストジャパンの正規品(日本仕様)であり、メーカーの研修を受けた販売員が販売・施工いたします。勿論、PL保険にも加入、保証書も当然付きます。だから、ほとんど値引きはありません。いえいえ、少しは頑張ります。
値段が高い煙突でもスズメは入ってくるのでオプションの防鳥アミを標準仕様にすることを考えています。ちなみに煙突の値段は薪ストーブ本体の値段よりも高くなることが頻繁にあります。
見慣れない箱・・・、が届きました。
研修を修了した証が送られてきました。ダンナが担当の方に「お客さんに証明できる
書類を作って欲しい」とねだった お願いしたそうです。
部屋の照明が映り込んでちょっとカッチョワルイのが気に入らないようですがー。
「名前はモザイクにする?」と訊いたら「そんな卑怯なことができるか」と・・・???
ぐうたらはっちん、苗字がバレバレ~。(言わなきゃわからなかったかな・・・)
帯広本社の方がわざわざ東京へ来てくださっていたそうです。
後日おみやげまで送っていただきました
三方六(さんぽうろく)と読むそうです。100年ほど前、北海道開拓時代の
薪の寸法(木口の三方サイズがそれぞれ六寸、約18cm)、割り方の基準だと
説明書に書かれていました。
十勝地方の銘菓らしいです。でざぁとさんのご実家近くでしょうかー??
薪の風合いがチョコレートのコーティングで見事に表現されています。
薪をかたどった、文字通りのバウムクーヘン。
三方六
10切れにちゃんと切れていたのですが、アクセサリーとしてこんなノコギリも♪
2本入っていましたが、どちらもチョコのコーティングが1番たくさんかかっている
端っこを私がこっそり食べてしまったことは、ここを読んだらバレるという訳です・・・。
前回の研修に続いて、社長と長年の付き合いのある本社のK氏が、帯広から駆けつけてくださいました。美味しい木のお土産までいただいたので、少しは期待してもらっているのかな、と考えると何だか気が引き締まる思いがします。
茨城で家を建てるなら~♪ 薪ストーブをつけるなら~♪♪
邂逅舎へおいでやす~~
コンパクトハウス邂逅の家(上棟) [木の家・薪ストーブ]
今回の記事は、タイトルもダンナが決めました。
「日記」や「手紙」が大嫌いなダンナ、「解説文」や「論文」は大好きな変人です。
ダンナの文章は前回に続き紫色でお送りしま~す。
基礎パッキンと土台だけだったのが、翌日昼に行ったらこうなっていました。ちなみに土台はシロアリに強い米ヒバや青森ヒバなどを使います。アプスの土台は青森ヒバを使いました。
※訂正・・・今回の土台は、気合いを入れて国産のヒノキを使いました。ヒノキもシロアリには強いです。これも標準仕様にします。
施工部隊の仕事は速い(社長の直営部隊ツノダ住宅精鋭)。上棟までは一気に進みます。夕方前にはすべて組み終わりました。
今回、建築される2棟のコンパクトハウス(邂逅の家・育ちの家)には、シンボルとして八寸角(24㎝)の大黒柱が組まれます。最近の風潮で家長制度も揺らいでおり、一家の大黒柱の力が大変弱くなっているので、この辺で子どもたちにバーンとうんちくを語れるようにこの柱を立てました。大黒柱の下にも基礎パッキンを敷設します(左の写真)。
太い梁で建物を支えます。写真だと縦の柱が細く見えますが、平屋建てでも四寸角(12㎝)の柱です(右の写真)。
本当は金具を全く使わずに木組みの家を造るということも考えましたが、コストが掛かりすぎるということで断念しました。構造上補強が必要なところには金具を使って補強します(左の写真)。
誰が組んでも間違えの無いようにイロハと漢数字によるマークを記入します(右の写真)。
梁の拡大図(左の写真)。木は乾燥して収縮する時に割れますがこのような割れは強度低下を招くようなモノではないので心配には及びません。ちなみに木をたくさん使った新築の家では、乾燥してくるとパチンパチンと木の割れる音がします。
事務所になる部分を撮りました(右の写真)。ココは少しだけ天井を低くする予定です。
屋根に付ける断熱材です。この断熱材の良いところは上面に通気層が付いていて、熱せられた空気が屋根の上方へ抜けていくことです(左の写真)。今回の建物では、薪ストーブを設置する予定なので断熱材はすべて50㎜程度のモノを使用しています。外壁部分も木の家なのでかなりの断熱が取れています。ちなみに同じような仕様のアプスの夕映え荘(43坪吹き抜け有り、オール電化、エコキュート使用、冷蔵庫2台、冬は薪ストーブ、夏はエアコン7台使用)の年間電気代は12万円程度です。
薪ストーブ付き住宅の有利な点としては、C値だとかQ値だとかは80点ぐらいの性能で十分だということです。学校のテストもそうですが、80点まではそこそこマジメにやれば取れますが100点に近づこうと考えるとさらに倍ぐらい勉強しなければなりません。同じように気密・断熱で100点を目指そうとするとかなりの費用が掛かるようになります。また、場合によっては、施工の強度が低下したり、耐用年数が落ちたりを覚悟しなければならなくなります。
ここで気になるのは薪ストーブの暖房能力です。例を挙げると、アプスの夕映え荘に置いてあるエンライトの一番小さいタイプで10,000cal以上の熱量を誇ります。だから、マジメに焚くと真冬でも窓を開けなければ暑いという程度に部屋が暖まります。ちなみにそれ以前の光熱費は年間30万円以上掛かっていました。
私のように薪を集める手間を楽しいと感じることができれば、40坪の住宅で4.5kw程度の太陽光発電を設置すれば理論上はゼロエネルギー住宅になります。施工中のコンパクトハウス邂逅の家やコンパクトハウス育ちの家ならば一番大きいタイプでも各20坪程度なので売電利益が上がる可能性すらあります。
それでも気密・断熱について、もっと高いレベルまで必要という希望があればコンパクトハウス育ちの家で使用する予定の発泡型ブローで次世代省エネレベルまではすぐに上がります。右の写真は基礎パッキンを拡大したところです。この黒い板が建物の全周に敷設されています。基礎に空間が少ないため、空気の通りは良さそうです。ベタ基礎で、床下の換気が機能していればシロアリの被害はかなりの確率で防ぐことができます。ちなみに私の実家はシロアリ被害が引き金となって一家離散の状態になったことがあるので、シロアリ対策は特に気を使っています。
現場での加工(左の写真)、端材がかなり少ないことがわかります。特にコンパクトハウス邂逅の家(店舗用)とコンパクトハウス黎明の家(同じ形で住居用)は、木材の有効利用のために、できるだけ端材が出ないように設計されています。また、これらの端材は、完全乾燥材なので、針葉樹ながら薪ストーブで燃やしても問題ありません。アプスの夕映え荘で1シーズン目の冬に子どもたちを暖めた薪ストーブの燃料は、家を建てるときにでた廃材でした。
右の写真はアルミサッシの枠です。薪ストーブの展示スペースの枠以外は汎用のサイズを使用します。店舗の仕様ですが、中に入るすべてのガラスは結露を防ぐために断熱性の高い2重ガラスを設置します。
気が付くと野地板とアスファルトルーフィングの施工が終わっていました。今回の施工では片流れの屋根がモダンで一番安く作れるということで採用されました。ちなみに屋根が一段低くなっているトイレと事務所の部分は後付用のユニットとして考えました。
邂逅の家の裏手。厨房と事務所の方向です。
事務所スペースを付けたことで建物の安定感が増しました。
右側に事務所の入り口があります。自営になって初めての事務専用スペースなので作業能率の向上が期待できます。
施工中のコンパクトハウス邂逅の家はシリーズ中一番大きなタイプです。
この家の本体価格は、外壁総木張り・ダイライトパネル使用・内装木板及び珪藻土エコクロス使用の標準タイプ、薪ストーブ付きで、ナント1,000万円以下を目標にしています。できたら凄いでしょう。
建築中の現場は、茨城県水戸市酒門町薊谷原(あざみがはら)2916-6
↑ 新しい地名なので地図では探せないと思います。
6号酒門六差路を百合ヶ丘団地方面へ曲がってから最初にあるセブン○レブンの
お向かいです。ローカルな説明ですみません・・・。
アプスの本教室が新しく建ったときに、木の香りを胸いっぱいに吸い込んで
とても嬉しそうだった生徒さんたちの顔を見たダンナが、「もっとたくさんの人に
木のすばらしさを知ってもらえたらー」という想いを膨らませ、大工さんと計画を
練り始めたのがもう2年も前になるでしょうか。
9月中には建物がほぼできあがってしまうようです。
記事がおっつかない、ひぃーーーん・・・
< 茨城で家を建てるなら >
小さな木の家 邂逅舎
精鋭部隊 ツノダ住宅
< 水戸のまちで勉強するなら >
学習・進学指導 アプス ^m^
新工法を開発しました!? <基礎工事> [木の家・薪ストーブ]
あらー、はっちんブログにはめずらしく建築やさんっぽいタイトル・・・。
そういえば建築業になるんでしたか、邂逅舎という会社の主力業務は~。 ^m^
地鎮祭が終わった3日後くらいには基礎工事着手。
「あのなー、オレが立ってるこの辺がチューボーだぞー」
チューボー、中坊?? いやいや、厨房・・・。
ダンナ、薪ストーブと木のおうち売るんざんしょ、何よ、厨房って・・・・・・(続く)。
敷地の奥に立つ建物の予定地。モデルハウスとしても使うようですが、
トイレもお風呂場もつくらないみたいです。じゃあ、何置くんだろ・・・(続く)。
工事はどんどん進みます。
ここからはダンナが解説するそうです。以下、紫色部分はダンナの文章です。
粒度の良い(地質的には淘汰の悪い)建設残土が勿体なくて(捨てるのにお金が掛かる)砕石と混ぜて締め固め、基礎の中に入れちゃいました。残土処理に掛かる人件費と運搬、廃棄の費用と、砕石のボリュームが減ったことで人件費と運搬費が減額できました。
奥に見えるのは浄化槽と発散槽です。この場所は市街化調整区域で下水道が完備されていないため、水洗トイレを付けるためには合併浄化槽が必要になります。飲食店で申請(34条)し許可を取ったため、当初は潜水艦程度の大きさの浄化槽の取り付けが必要でした。頑張れば何とかなるモノで、膨大な書類の山と度重なる設計協議を経て、この大きさに落ち着きました。合法的に500万円ほどコストダウンしました。
基礎の工法は、一般的なベタ基礎工法とは異なり、盾状火山のような立ち上がりのない1枚の鉄筋コンクリート板を作るようにしました。ベースと立ち上がりの2回に分けてコンクリートを敷設するよりも、強度が大きく、時間も費用も節約できると考えたからです。なお、砕石・捨てコンクリート・防湿シートなどは従来の方法を採っています。
コンクリートには寿命があり、中性化して劣化(強度低下)が始まるのは、一般に50~60年程度と考えられています。したがって、最近できた高耐久・高コストの100年耐久コンクリートを使っていない住宅は、せいぜい70~80年ぐらいまでしか建築時の強度を保つことができないと思います。邂逅舎の住宅は、3世代以上(100年ぐらい)は保つように設計しているのでコンクリートの劣化は重要な問題でした。
そこで考えたのが今回(実はアプスの物置で実験的に作っている)の工法です。コンクリートの養生はゆっくりと時間を掛けて行った方が強度が増すので、両面が空気に触れ続ける立ち上がりを無くし、地盤から30cm上(法律で決まっている)の台を作ります。すると台の内側は空気に触れないので時間を掛けて養生することができ多少は強度増加を期待できると考えました。また、立ち上がりだけで土台を支えることがないため、部分的な強度低下に対する対策にもなります。床下の湿気対策は基礎パッキン工法で対応するため特に問題となることはありません。
縁の下のメンテナンスが気になるところですが、よく考えてみると今まで住んでいた家の床下に入って何かした覚えがありませんし、何か触らなくてはならないモノもないのでいっそのこと縁の下なんて無くしちゃえ、ということで、この建物には人が入れるような縁の下はありません。床の下は断熱材と土台と基礎パッキンとコンクリートです。なお、基礎の中に入る給水管はメンテナンスフリーのステンレス管を使用していますので心配には及びません。
前職では1983年に発生した日本海中部地震の地震被害調査から20年以上に渡って、地震の調査を行ってきました。経験上感じたことは、上物はほとんど壊れていなくても、基礎の立ち上がり(布基礎も含む)の部分が破壊されて全・半壊に至るケースが多いことです。今回の基礎は、地震時の応力が立ち上がりの弱部に集中することができないため、従来の基礎と比べても充分高い耐震強度を持っていると思います。
コンクリートを打って半日後の写真です。この基礎の設計強度は、見るだけでわかると思いますがかなり高くしてあります。大きい建物が建つことを連想させるような基礎ですが、建つのは何と平屋建てです。社長共々凝り性なんです。適切なコストバランス(例えば、見えない部分の木材は、強度が変わらないモノなら安価なモノを使用する等)は考えますが、邂逅舎の家づくりの根本的な思想として、住宅の基本性能を向上させることに関しては全く妥協していません。
今回作った基礎は、新工法というほどのモノではないですが、美しくて堅固な一枚岩を連想させるので、ウルル(エアーズロック)工法と呼ぶことにしました。ウルルは世界で2番目に大きい一枚岩です。ちなみに1番大きいのはウルルの2.5倍ほどの大きさのバリングラ(マウント・オーガスタス)という一枚岩で、コレもオーストラリアにあります。
コンクリートは表面に白く粉が吹いてきたら乾いてきた証拠です。もう少しですね。
・・・・・・何をいっているのか、おわかりになりましたでしょうかー。
小難しいことをどーーーっと申し上げているようですが、簡単にいうとですね、
「ウルル工法」とダンナが命名した基礎の作り方でこの建物ができる、という
ことらしいです。床下がないんですって それでもって、従来の工法よりも
安上がりなのに地震にもすごく強く、良いことずくめ、なんだそうです。
建築のプロと地質調査のプロがコラボしたすんばらしい工法だ、と
自慢したいみたいです~ ^m^
<プロっぽくない~??>
ミニハウスの木製ドアに、山から掘ってきた 持ってきた取っ手がつきました。
何色に塗ろうかな~、なんて呑気に考えていたらこのところの長雨に晒されて、
こんなことに~~ ↓ 板の浮き、ひび割れ
プロでも自分トコのは後回しになりがちなんですネ。
医者の不養生、みたいなー。
いまだに直っていません。塗装は色を迷ってもほどほどに、です
ドアは試行錯誤して作ります。天然木が反るのは当たり前ですが、今回のモノはクレームになるレベルなので、1工程増やして反らないような対策をします。目標はこのタイプの手作り一点ものドアで販売価格15万円以内です。できるかどうかはわかりません。
ちなみに、今回建築・販売する邂逅舎の家はこのドアよりも上質な、一点ものの手作り木製ドアが標準仕様になる予定です。
アプスの手作りドアは大丈夫ですよん